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CareWare Japan 出展社・ソリューション

出展社

ソリューション名

ファストドクター

主な特長

「ファストドクターは、夜間に電話一本で医師が来てくれる、保険適用の救急往診サービス」です。施設内で急病人が発生し、夜間でかかりつけ医に繋がらないとき、これまでは救急車を呼ぶしか方法がありませんでした。救急搬送の際には、施設スタッフも同乗する必要があり、残されたスタッフの負担が増えてしまう問題や、こうした事態に備えて人手を確保しておかなければならない問題は、人材不足の介護業界においては大きな課題となっています。本サービスはこうした問題を解決するため、救急車を呼ぶ一歩手前で、往診というソリューションを提供します。ファストドクターの往診は、救急外来と同水準の医療体制としており、採血検査、X線、感染症迅速検査、心電図、超音波などの充実した検査機器や、縫合、シーネ固定といった外科的処置にも対応します。さらに70種類以上の医療用医薬品を持参し、その場で数日分の処方も行います。これにより、スタッフや患者さんに夜間の安心を提供しつつ、不急の救急車利用を抑制することを目的としています。

用途/効果

高齢者施設内で急病人が発生したとき、速やかな往診により、スタッフの業務負担や心理的不安を軽減します。

どのように労働環境の改善に貢献するか

救急往診というソリューションにより、救急搬送を行わずして、施設内で診察、検査、処置、処方まで、救急外来と同水準の医療が受けられます。これまで患者搬送には、スタッフに大きな手間や負担がありましたが、これらの負担が軽減します。さらに、救急搬送に同乗するスタッフのバックアップに入る人材確保が必要でしたが、その必要がなくなり、経営目線でも人件費の削減に繋がることが期待できます。

設置および運用の際の、物理的、教育的, 運営上の要件

現在の往診対象は、東京23区と大阪市内に限ります。対象エリア外からのお問合せは、医療相談のみの対応となります。原則、施設の嘱託医が対応困難なケースに限っての利用を推奨しています。また、嘱託医とファストドクター間で、対応時間の分担を決めておくと、スムーズな導入に繋がると思います。決済は、クレジットカードあるいは請求書の後日郵送としています。事前に入居者の個人情報、保険情報、決済方法を共有いただけると、スムーズな導入に繋がると思います。現在、生活保護受給者のご利用時には公費が適用できないのですが、需要が多い場合は、公費適用に向け、体制を整えていきたいと考えています。

ユーザー事例(導入結果とその分析)

  1. 深夜に施設入居者が発熱した。当直スタッフが肺炎を疑い、かかりつけ医へ連絡したが繋がらなかった。やむなく救急車利用も考えたが、ファストドクターの存在を思い出し、電話相談から30分で医師が到着。解熱鎮痛薬と抗菌薬の処方を受け、3日後に解熱、7日後に治癒し、入院を回避することができた。
  2. 夜間に施設入所者がトイレで転倒した。当直スタッフが骨折を疑い、かかりつけ医へ連絡したが繋がらなかった。ファストドクターに連絡すると、30分で医師が到着。X線で大腿骨頚部骨折の診断を受けたが、緊急性なしの判断で、解熱鎮痛薬の処方と翌日受診の指示を受けた。翌日に民間救急車で近隣の整形外科を受診し、手術目的で入院となった。夜間の救急搬送にかかるスタッフの手間を、大幅に軽減することができた。

恩恵を受ける従業員

高齢者施設で当直する介護職員、高齢者施設の経営者

恩恵を受ける従業員の人数・規模

高齢者施設で当直する介護職員、高齢者施設の経営者

効果を発揮する場面とその頻度

現在、1日最大300件以上の医療相談と、1日最大100件の往診や、月間2,000件の往診実績があります。夜間に急病人が発生した場合は、いつでもご相談いただけます。

耐用年数

なし

商品価格

サービスは保険適用です。保険証のご準備をお願いします。お支払いはクレジットカードあるいは請求書の後日郵送となります。

導入コスト

金銭的な導入コストはありません。その他については、事前に嘱託医の先生にご挨拶させていただき、業務分担についてご相談ができればと思います。

教育に係るコストや時間

施設スタッフの方々への周知や利用時の流れについては、私たちの方からご説明にお伺いさせていただければと存じます。

月次のメンテナンス費や会費などの運営コスト

月次で、施設入居者様の健康状態について、嘱託医の先生とお打ち合わせができればと思います。対面ではなく、紙面でのサマリーでも構いません。

投入コストの回収計画の例(ビジネスケースを想定)

導入に金銭的なコストはかかりませんが、導入によってスタッフの満足度の向上に繋がると思います。また、施設入居者のご家族へのアピールにも繋がると思います。さらに、ファストドクター導入前後の救急抑制効果として、今後の研究報告として活用させていただき、御社のブランディングにご活用いただけましたらと存じます。